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箱庭円舞曲『珍しい凡人』@下北沢駅前劇場

2011/05/08 20:33
中央にセット、それを客席で挟んでる。入口から見て右手のブロックは中央に通路。お客さんは100人くらい。
セットはある家のリビングと、そこから見える(同じ敷地内?)ボロ家の玄関。

場面転換がないのにやたらと暗転が多い。と書くとすごい駄目芝居みたいだけど、そうはならないのが箱庭円舞曲の特徴だよなぁ、と。
個人的に須貝さん(箱庭円舞曲)と清水穂奈美さん(フリー)が好きなので、もっと沢山でてくれればよかったのにと思いました。

ここからはネタバレじゃないけど、読んだら観る意味がないからこれから観るひとは読まないでください。

流行りってなんだよ、普通ってなんだよ、みんなって誰よ。って話。
気にしだしたらキリがなくて、下手したら生きていけなくなること の話。
箱庭円舞曲を観たのは3回目なんだけど、ここのテーマは一貫してこのことなんだと思う。
あんまり私がここの作品に感動できないのは、私が気にしすぎるタイプで観てる間、ただただしんどいからだと思う。だからもう次は見ないかも…
これ観たあと具合悪くなりそうなくらい落ち込んだひとがいたら友達になれる気がします(笑)
ケロッとして「ご飯なに食べるー?」とか言うひと、は、羨ましいです。
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黒色綺譚カナリア派『犬と花-早熟の枯れぬ少年期-』犬・花編@下北沢OFF・OFFシアター

2011/05/01 20:19
黒色綺譚カナリア派主宰の赤澤ムックさんの同一脚本を外部のふたりの演出家、DULL-COLORED-POPの谷賢一さん、鉄割アルバトロスケットの牛嶋みさをさんがそれぞれ演出した2本立。

客席は舞台の3方向を囲む形。入口から手前のブロックの端っこが観やすいと思う、オススメ。

お話(当日パンフより)↓
日本、いつかの戦後。闇市。
吉雄・鉄雄、2人の青年は闇市で焼き鳥屋を営んでいた。

しかし、それは犬の肉で、
彼らはそれを人様に食わせる事を復讐としている。

どんなに貧しくとも自分達だけは
決してこの肉を口にしない事が、男2人のルールであった…


谷さん演出の犬編は大体のひとがあらすじを読んでするイメージに忠実な設定。
見せ方が本当に上手だなぁ、としみじみ思いました。アングラ・小劇場臭をガンガンに出しているのに王道のど真ん中って感じ。わかっててもガッチリ掴まれるからなんか悔しい。
カナリア派の芝原さんがタイプすぎてドキドキしっぱなしだったのは内緒ですw
あと、井上みなみさんが凄い。ぼんやり役者に憧れたりしてたけど、スッパリやめとこう! てなるくらい素敵。

演出の花編は舞台を精神病院に移し、この話は多重人格の患者の頭の中で起きていて、医師や看護婦がそれに付き合っている設定(多分)。
先に犬編を観たひとでないと頭が追い付くのがかなり大変そう。
役者は素敵だったけど、2チームのギャップがありすぎたせいか、そうとう消化不良でした。。

ままごと『わが星』@三鷹市文化芸術センター 星のホール

2011/04/21 22:09
演劇界の芥川賞こと岸田戯曲賞受賞作品。
やたら評判良いし、チケットほとんど売切れてるし、全国ツアーやってるし…
なんか観なきゃ、という気分にさせられて行ってきました。

舞台は円形。高さは無くて周りをぐるっと座席が囲んでる。
観客の年齢層はけっこう幅広かった。

ひとの一生と地球という惑星の誕生から消滅までを重ねたお話。

役者さんがとにかく気持ちよさそうで、だけどすごく訓練しつくした動きでフォーメーションと照明があいまって、とても綺麗。
子供の会話がリアル。ってみんなが感じるリアルさ(上手く説明できません;)。
ラストシーンはグイグイひきつけられるなんとも言えない緊張感でした。


以下、ネタバレあるかも

生まれて死んで、誰かがそれを見守っていて… もし死んでも(土に還って)星になって、(宇宙の時間でみれば)あっという間にまた会える。

一定のリズムにのって繰り返し入るラップは、結構聞き取れないんだけれど、聞かせようとしてるわけでは無いみたいだから嫌じゃない。
ふわふわと掴みどころがなくて、何かじーんときたような気もするし、しなかったような気もする。
あと、ロロっぽいと思った。

もう会えなくなっちゃったひとに会いたくなりました。


開演前、上演中(!)に「あと~秒後・分後にはじまります」ってアナウンスがあってびっくりしたんだけど、多分、時間を強く意識させるためだったんじゃなかろうか。


私は岸田賞の選考方法をよく知らないけど、もし台本のみで選んでいるのだとしたら、「なんでコレなの?」って思うと思う。

うーん。かなり未消化なんだけど、もういっかい観てみたいような気もするし、もういいような気もするし…

うまくまとまりません!!

クロムモリブデン『裸の女を持つ男』@シアタートラム

2011/04/17 16:55
モーテルが舞台。
久しぶりにセットにちゃんとお金かかってる(ように見えるだけかも、だけど)ヤツ観た。

ちょっと前の芸能人の薬物事件を下敷きにしたコメディー。
ストーリーよりも役者のテンションとスピード感で観る感じ。

場内がかなり暑くなるので、これから観る方は服装をその辺考慮したものにすると良いと思います。


↓ここからネタバレあるよ~↓

ざっくりまとめると、クスリやら殺人やらなにやら他人に知られちゃ困ることのあるヤツらの話。
どんどんハイテンションになって、さぁこれから! ってなる所で終わってしまう。
けどハイテンションすぎて、観終わった直後はそれに気付かない。

よく考えたら矛盾してたり、心情の変化が急すぎたりするんだけども、(ぽけ~っと観ていたのもあるけど)気にならなかった。

こういうの観るとつくづく、役者力ってあるよなぁ と思ってしまう。あと、間ね。

メッセージは、マスゴミだのなんだの批判したって、結局は需要があるからなんだよ。的なものだと私は見た。
だけど、「役者すげー」以外は何も残らない。もう、細かいとことか忘れてるもの。…良い意味で言ってます; 多分メッセージを伝えるのがメインて訳じゃないだろうし。

車に乗ってるのを表すためのハンドルの小道具とマイム、音楽にのせた場面転換が凄い好みでした。
今回、特別感動したわけじゃないんだけど何故か「やばい、超好き!!」ってなる作品を観せてくれそうな気がする。次公演も観てみようかしら…

Mrs.fictions『15Minutes Made Tour』@池袋シアターグリーンBOX in BOX THEATER

2011/04/10 19:58
6団体の見本市。
東京・大阪のツアーということで、東京勢(4団体)は主宰団体の他にはハイセンスな若手:ロロ、きっちりした会話劇:劇団競泳水着、そこでしか観られない独特なカラー:FUKAIPRODUCE羽衣、を選んだそう。

笑えてハッピーな気持ちになる作品が多かった。
1番好きなのはミジンコターボ。自分の今の気持ちに近くてぐっときたのはMrs.fictions。


↓ここから上演順に…
ネタバレあるよ。

①ミジンコターボ『恋心』
舞台上にはクロスをかけられたテーブルが3つ。
先輩に後輩が自分の恋心について説明するけど、まどろっこしくて…な話。
前半は意味不明な動き多いし無駄にオーバーアクションだしネタも面白くないし、大阪の劇団だからツボが違うんだ。と思ってたら、終盤になって「こんな話3分50秒でまとめられるやろ!」の台詞から、こんどはアップテンポの曲にのせて早まわし。ダンスもおりまぜて…凄い楽しい! まさかの柿喰う客の七味さんも出てました。

②劇団競泳水着『わたしのせんぱい』
これは素舞台。
綺麗なのに天然(?)すぎるせいで友達のいない“せんぱい”との思い出。の話。
人間関係についての、なぜか上手くできないことにスポットを当てるというよりかは、女の子同士の微妙な気のつかい合いがメインかなぁ、と。

③ロロ『vol.4.5』
舞台には左手にパイプ椅子がひとつ。右手奥にバケツに入った氷とかきごおり機。

なぜかゾンビになってしまった男と氷オニする子供たちがいるだけで、途中までまったく意味がわからない。
氷オニで氷漬けになったままになってしまった女の子にゾンビ男が出会ったところで初めて“ボーイミーツガール”な話であることがわかる。で、甘酸っぱくてニヤニヤしちゃう。
かきごおり機で雪を降らしていて斬新だと思った。

④劇団ガバメンツ『M.Mushikun』(ムッシュ.ムシクン)
ここも素舞台。

偉人たちの注目してほしくない一面を題材にした作品をつくる団体だそうで、今回はファーブルとフンコロガシのつがいの三角関係。

メイクも台詞まわしもかなりミュージカル調。
でも、小劇場でこういうのやった時によくある違和感なし。

⑤FUKAIPRODUCE羽衣『浴槽船』
ダンボールで作った小さい浴槽が3つ。そんでその後ろになんかいる(笑)

ひたすらお風呂を讃える妙~ジカル(ミョージカル)。劇というよりもショー。

「何これ汚い。嫌!」となるギリギリのとこで「何これ楽しい!!」にもってきてました。

⑥Mrs.fictions『殴る蹴る』
食卓にふたりの男女。食事をしてるのは何故か女だけ。

ダメ男と妊娠した彼女の話だと思わせといて、実は母親とこれから産まれてくる子供の会話。
反抗期や極悪人に成長してしまうことを心配する子供と時々不安になったりもするが、基本的にドーンと構えている母親。

犬飼って、なんちゃってオカンみたいな気持ちになっていたから、なんかよく分かる気がした。


行けるものなら大阪でも観てみたいなぁ。
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